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皆さんどうも!何度確かめても残高ゼロ、藤吉なかのです。
いよいよ萌研も参加予定のイベント『バグちゃんがくえん文化祭にっ!!』開催が近づいてきましたね……!
現在、萌研も新刊完成へ向けて鋭意作業中!皆さんもぜひGWは茨城で萌研と握手だっ!

いつもブログを読んでくれてる萌研会員のみんな!絶対来なさいよね♪
……よし、宣伝タイム終了。案件じみた前置きもそこそこにアニメ紹介に移りましょう!
今回はコトヤマ先生の漫画を原作とするTVアニメ『だがしかし』を取り上げます!
実家の駄菓子屋を嫌々ながら手伝っている高校生・ココノツくんの元に、ひょんなことから駄菓子フリークの美女がやってくる……てな具合の本作。
ハイテンションな駄菓子ギャグと、たま~にそこへ挟まる甘酸っぱいラブコメ……この落差がとにかく面白いんですよ!
そんな本作の駄菓子紹介を主に担当しているのが、メインヒロインのほたるさん!

抜群のスタイルとゴスロリ系のお洋服……なんとも大人っぽい第一印象とは反し、とにかく駄菓子ジャンキーな製菓会社のご令嬢!
強すぎる駄菓子への愛ゆえか、口内炎に自らわたパチをぶつけるといった奇行も目立つ残念美女ですが……
その奇行も大人っぽい見た目とのギャップ萌えですから!ものは言いよう!!

妖艶なキャラデザに釣られて読み始めた読者を、予想の真反対からギャップ萌えでぶっ刺す!
『よふかしのうた』ナズナちゃん然り、そういう通り魔的な萌えを提供してくれるのがコトヤマ先生の最高なところですね~
そんな圧倒的にも程がある存在感を誇るほたるさんに対抗する、もうひとりのヒロイン……
それが、サバサバ系幼なじみスレンダー美少女・サヤちゃんです!

も~~~かわいい!このちょこん、としたお目々が萌えポイント!
ダウナーな見た目に反して純情で、前から密かに主人公・ココノツくんに想いを寄せていたんですよ。
気が強いところもあるけど、夏祭りで見せてくれた浴衣姿と照れ顔が可愛くって、、、、
……う~~ん、悲しいかな。ものの見事に負けヒロインの数え役満ですよね。

ここまでくると凄い、見れば見るほど負けそうな雰囲気がにじみ出てくるもんな。
しかし「負けヒロイン」ってのは、ただ作中の恋愛レースに一歩及ばなかっただけですからね!
作中で幸せを手に出来なかったのなら、俺らがサヤちゃんを幸せにすれば良いんだから。
そう思って脇目も振らずにTV画面へ話しかけていた、リアタイ時のあの瞬間……
今思えば、あの時が僕の「初萌え」だったのかもしれませんね。

萌研会員に悲しい(?)過去アリ、ね……
そんな萌え萌えなダブルヒロインが織り成すギャグが楽しい『だがしかし』ですが、しっかりアニメとしてのクオリティも高いんですよね~~
特に注目したいのが、この記事でも既に何度も出てきているアイキャッチです!

短めのスパンで「フリ→オチ」の流れを繰り返すギャグ漫画のアニメ化で難しいのが、「ギャグとギャグの間を違和感なくどう繋ぐか」というポイント。
ただただ原作通りに「フリ→オチ」「フリ→オチ」……と連続させるだけでは、単調で連続性に欠けた作品になってしまいますからね。必ずどこかでノリを仕切り直さないと、間延びしてしまいますから。
漫画なら違和感なく成立していた流れであっても、アニメとなった際に上手くいくかはまた別問題!
シークエンス同士の「繋ぎ」には、残酷なまでに演出面の実力が浮き彫りになります。


そんなシビアな「繋ぎ」を、さらっとこなしちゃうのが『だがしかし』の凄いところ!
本作では、オチセリフの後にキャラが「……で、」と言うんですね。
このセリフにより、会話のノリを維持したままで違和感なく話題を変えることが可能なんですが、、
本作はその「……で、」に合わせて、この美麗なアイキャッチを出すんですよ!これが上手い!

セリフ(音声)上ではシーン間の連続性を保ちつつ、画面の流れは一旦リセットする……
この絶妙な塩梅が本作の空気感に凄く合っているんですよね。
先ほど例に挙げた『けいおん!』は4コマ然としたキレのよいギャグなので、音声も画面もリセットする必然性があるんですが……
『だがしかし』は「田舎の空気感」みたいな要素も重要なので、シーン同士の連続性をちょっとくらい保っておきたいんですよ。
そんなニーズに応える、素晴らしい「繋ぎ」の演出!もうこれはあっぱれです!
ちなみに『だがしかし』以上に会話の空気感(リアルさ)を重視したいと考えるタイプの作品では、もはや「繋ぎ」演出による仕切り直しを殆ど行わないアニメもあります。
例えば大傑作『ゆゆ式』とか…………ね!

はい、というわけで今回の『萌えよ!アニメ道』はここまで!
後半は様々な名作にも触れつつ、『だがしかし』の魅力を掘り下げてみましたが……いかがでしたか?
駄菓子とギャグ、青春と恋愛とノスタルジー……そこに萌えとえっちさをひとつまみ。
文句なしに楽しめるクオリティでいて、何だか親しみやすい距離の近さもある。
『だがしかし』というアニメ自体が、まるで駄菓子のような等身大の魅力に溢れているんですよね。
きっとアナタもひとくち味わえば、このアニメは「あたり」だったなぁと思うはず!
ぜひぜひ萌研会員のみんなも、思い出の駄菓子を片手に見てみてください!
コメント
自分の初萌は小林さんちのメイドラゴンでした…