
皆さんどうも!萌研のBeatmaster、藤吉なかのです。
全国的に真冬な気温になって久しい昨今ですね!そんな中でも、萌研はガンガン活動中!
先月末に出た新刊の通販も始まったりしているんで、よかったら寒さに震えて出不精なみんなもポチッと買ってくれると嬉しいです〜!
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さてさて、前置きはこれくらいにして今回も萌えるアニメ紹介に入っていきたいと思うんですが……
ねぇ!?皆さん見ましたか、さいきん巷を騒がせているアニメ映画『超かぐや姫!』を!?!?
今週木曜日に公開されてからというもの、玄人アニメファンだけでなく幅広い層にまで広がっている超話題作!
Netflixオリジナル作品にしてはプロモーション戦略が巧みなこともあってか、リリース前のPVから既に話題になっていましたが……
実際に見てみると、その高まる期待を裏切るどころか悠々と超えてきたんですよね。これはネトフリのランキングを席巻しているのも頷けるな〜という凄い作品!これは語るしかないでしょう!!
ということで2026年最初の『アニメ道』は今話題の『超かぐや姫!』をピックアップ!
このアニメの痺れるポイントをひたすら語らせていただきますよ〜〜〜〜
※注意点
この記事に『超かぐや姫!』の核心や結末に触れるネタバレはありません。
ただ申し訳ないんですが、公式サイトのあらすじ程度のストーリーについてのネタバレや、
作品全体の作画・演出に関する大まかな所感・感想は、魅力をお伝えしたいがために書きます!
これはもう…完全に書き手のエゴです。大変申し訳ねぇ!!!
なので、ネタバレへの苦手意識があるなという方は今すぐブラウザバック推奨です!
そして迅速にNetflixに加入して!!本編を見てきて!!
『超かぐや姫!』とは?
そもそも『超かぐや姫!』とは、2026年1月22日(木)にNetflixにて世界独占配信が開始された長編アニメーション作品。
訳あって親元を離れ、バイトと勉強の両立に毎日てんてこまいの主人公・彩葉ちゃん。
多忙すぎる毎日の中で、仮想空間”ツクヨミ”のライバー(配信者)を推すことが日々の癒しなんですが…


そんな彼女の元に、ひょんなことから謎の美少女赤ちゃんがやってきてしまう!
数日ですくすく同い年くらいの背格好に育った彼女を見て、「コイツかぐや姫なのでは?」と怪しむ彩葉。
しかしそんな目をよそに自由奔放な”かぐや”との共同生活は続いていって…


次第に物語は”ツクヨミ”でライバーとして成り上がることを目指すかぐや&彩葉コンビの成長譚へとシフト。
そこに彩葉の一推しであるライバー・ヤチヨさんとの交流、そしていずれ訪れるであろう「かぐやが月に帰ってしまう」ことへの静かな不安などなど……
笑い・涙・アクション・萌え、それら全てを画面狭しと詰め込んだ一大エンタメに仕上がっているんです!
そんな本作の最もキャッチーな部分は、言わずと知れた古典文学『竹取物語』を下敷きにした近未来SF美少女アニメながらも、同時に現代のネット系文化と深くリンクした作品世界でしょう!
視聴者層として設定されている若年オタク層が親しんでいる「Vtuber・ボーカロイド・VR・推し文化・インターネット」…
これら様々なエンタメをあくまでフラットにアニメへと落とし込んでいる。これが地味にすごいポイントだと思います!

インターネット発の文化を過剰に持ち上げすぎることなく、かといって妙に俯瞰してニヒルに描いてしまうこともなく…
ただただ「僕たち/私たちの生活に当然いてくれる素敵なもの」として、素直に愛をもって描く。
これって簡単なようでいて、とんでもなく難しいことなんじゃないかと!?文化への深い知識と敬意、何よりもとびきりの愛情がなくては成し得ない描き方ですよね。
これを「あくまで作品のいちアクセントですよ〜」てな具合にサラッとやれてしまうところが、本作の計り知れない懐の深さだなと思います!
このように、僕自身はこの作品を見て「ネット文化との距離感が絶妙〜〜」と思った訳ですが……きっと見る人によってグッとくるポイントが違いそうなのが、本作の豊かなところ!
例えば百合が好きなオタクだったら「あ〜〜〜〜〜〜彩葉×かぐや尊すぎて死ぬ!!!!!!!」と叫びながら鼻血ブー(死語)でしょうし…

自炊が好きな人だったら料理大好きなかぐやのシーンを見て「自炊を始めてすぐの時期、なんか妙に凝っちゃう感じ分かるわ〜〜」って感じるかも。
あと、何か現在進行形で夢を追っている人だったら、後半で明かされる彩葉の過去やほろ苦い葛藤に共感するかもしれませんよね。
このように本作は、SF的な大きいストーリーの縦軸こそあるものの、その過程で描かれる細部の描写がひとつひとつ良いんで、どんな見方も許容してくれるような作品に仕上がっているんですよね!
これがまさに「肥沃」としか表現できない、本作が与えてくれる豊かな視聴体験の素敵さだと思います。
『超かぐや姫!』の美少女作画
そんな本作を手掛けたのは、一時代を築いたカリスマアニメーターとして有名な山下清悟監督!
「Web系」と呼ばれる作画ムーブメントを語る上で欠かせない人物として知られていて、近年は主に短編アニメーションの制作に力を注いでらしたんですが…
今回は業界の大手・ツインエンジングループによる完全バックアップのもと、本作で長編初監督。おめでたい!!
本作が長編アニメとしては長めの約140分という大ボリュームにまで膨らんだのも、山下監督の初期衝動あってこそなのかもしれませんね。
正直いうと見てる最中、「ちょっと長いな」「流石に疲れてきたかも」と思う瞬間もあったんですが…それでも見応えは抜群ですよ?

映像美の凄さだけを抜き出せば「映画館で見たいな(=ネトフリで見るのもったいないな)」と思わせてしまいそうなところを、、、
とある仕掛けによって「本作をネトフリで見る意味」をしっかり与えてくれるのも素晴らしいですしね!
何より『竹取物語』という国民的な超有名原作を下敷きにしているだけあって、”段取り”的な説明パートなしでスパスパと進んでいくテンポの良さは抜きん出ています。
そしてなんといっても個性あふれるキャラクターたちを更に魅力的に描いてくれる作画/芝居の素晴らしさ!これはもう言葉を尽くすのが野暮なくらいですよね。

活発で怖いもの知らずな明るいかぐやと、ツッコミ役に回りつつもかぐやから目が話せない彩葉。
2人の個性がこれ以上ないくらいに作画で表現されていて、もうただ眼福眼福!
そして本作はその設定の都合上、現実世界と仮想世界”ツクヨミ”を行ったり来たりするんですが…
本来リアリティラインが高いはずの現実パートにてデフォルメ作画が多く、逆にファンタジー全振りな仮想世界では端正寄りな作画が大半を占めるというところが、本作の興味深いところ!


個人的には実景をバックにデフォルメ作画が展開された方が、コミカルな形で現実世界におけるかぐやの”異分子”感を強調できる…みたいな狙いがあるのかな〜と推察しています!
逆に”ツクヨミ”パートで端正な作画が多いのは、ただでさえ設定的にリアリティが薄く「なんでもアリ」になりがちなパートだからこそ、キャラの等身や芝居はリアル寄りにすることで作品の”実在感”みたいなものを出したかったりするのかな?と思ったり。

もちろんこれは一オタクの妄想じみた推察なので、真実は分からないところですが…
ともかく作画のスタイルが2つのパートで使い分けられていることは、極めて効果的な采配だと感じました。
そんな素晴らしい采配による”ツクヨミ”パートの実在感が何より発揮されていたのが、本作の売りでもあるライブパートです!

「美少女アニメのライブパートといえば、やっぱり萌え萌えのダンス!」そう思う方は多いと思うんですが…
本作はちょっとそこをズラしてくるんです!ダンスはしっかり描きつつも、あくまでライブシーンを「キャラ同士の関係性」を軸に据えて考えている。
だからライブシーン中、全然フツ〜にイチャイチャしてるんですよ!!

『ゾンサガ』のライブシーンとかでも、ダンスから滲み出るメンバーの”らしさ”に感動していた自分としてはね…もう大歓喜!
一般的にはダンスを含むアクションシーンって、画面の動的な快楽が優位に立つのでストーリー部分が若干疎かになると思うんですが…
本作はそこもしっかり美少女イチャイチャで埋めてくるんですよ!!まるでお弁当の液漏れを防ぐため、おかずの下にレタスやキャベツといった葉もの野菜を敷くが如く!!!このアニメは本当に隙がねぇ!!!

改めて『超かぐや姫』さん、莫大なお金とスタッフがかかってそうなのに、少なくないシーンを美少女イチャイチャにBETしてくれてありがとう…!
いま「優しさ」を貫く覚悟と強さ
そんな視聴者への優しいホスピタリティ溢れる本作ですが、やっぱり言うまでもなく作品全体が優しさに満ち溢れていた点も最高だなと思いますね!
やっぱり最近って、ちょっと信じられない量の悪意を搭載した作品がバズって注目を集めがちじゃないですか。特にここで名指しはしないですけど…
だからこそ、やっぱり有名原作を持つ作品に比べて注目を浴びにくいオリジナル作品を作るにあたって、悪意をもっと忍ばせることもできたと思うんですよ。
これだけインターネット的な要素に満ちたストーリーなら、悪意は簡単に組み込めますしね。なんならもっとお色気要素を入れることだって可能ではあったと思います。

でも『超かぐや姫!』は、それをしない。
最初から最後まで、やりすぎなくらい優しい!これにある種の嘘くささを感じる人もいると思うんですけど、やっぱりこれは「覚悟」だと思うんですよね。
色んな打算や制約を振り切って、優しさを突き通そうとする覚悟。
この覚悟を突き通すには、きっと悪意あるものを作る時の覚悟以上に勇気がいるんじゃないかと思います。
だから『超かぐや姫!』さん、いまこんなに優しいアニメで勝負してくれて本当にありがとう…!!
さて、今回の『萌えよ!アニメ道』はいかがでしたか?
振り返ってみれば今回、これまでの連載でも屈指の文量を書いてしまったんですが…
結局のところ『超かぐや姫!』に「ありがとう」の気持ちを伝えたかったんですよ!こういう幸せなアニメを見ると、「明日も頑張ろう」っていう活力が湧いてきますから。
その5文字を伝えるためだけに、な〜ぜか4000文字くらい書き連ねてしまった…最後まで付き合ってくださった方はありがとうございます!
みんなも『超かぐや姫!』を見よう!!!!!!!!そして明日からまた頑張ろう!!!!!!!!!!!
美少女から明日を生きる活力がもらえる…これぞ、萌えアニメよね!


コメント
ライブパートであの曲のジャケをオマージュした時うれしすぎて、膝を打ちました
後半からはずっと「好きって言え」と思いながら見てました
素敵な感想ありがとうございます!
百合好き若年オタクなんで見事にぶっ刺さりました…
百合、ネット文化好きにはもちろん、すごく多彩な愛に溢れた描写があるから全若者観て欲しい!!!