今夜は「萌えラップ」ダヨネ。第3回 『真剣にもっと』など

「萌えラップ」とは、萌えを感じるラップ風アニソン・ゲーソンなどを指す造語である。

この連載は(その場のノリで作ったせいで)未だその輪郭が不明瞭な「萌えラップ」というジャンルについて、アツいラップ愛を持つ萌研メンバーが語り明かす、ドープでスワッグでヒップな対談レビュー式記事!

記事に出てくるオタク共

yuzu tomato同人サークル”tanabata graffti”で萌えラップを作るビートメイカー。西のベスト。

藤吉なかの:この連載の発起人。東のベスト。

なかのyuzu:祝!!『もえるーと2』発売!!!

なかの:まぁ実を言うと収録時点ではまだ発売していないんですが……これがあがる頃には大好評頒布中のハズです!

yuzu:萌研がコミティアに落ちちゃいまして、一時はどうなることかと思いましたが、、、

なかの:定員5000サークルなのに6000サークル応募が来たらしいですからね。正真正銘ロシアンルーレットと同じ確率で落ちる仕組みになっていたという!

yuzu:それで、見事ハズレを引いちゃったわけだ

ツいてなさすぎよーーーっ!

なかの:とはいえそのおかげで準備にもしっかり時間をかけられて、過去最高にアツい同人誌になってますから!

yuzu:僕たちはね、厳選された萌えラップをレビューする『A-BOYイズム』というコラムを共作させてもらっていますよね!

なかの:いつも通りヒラタさんに協力してもらって、コーナーのロゴにまでバリバリこだわらせてもらってます!今回はこれまででもダントツでマイナーな元ネタなんで、分かった人いたら金一封モン!!

yuzu:マジですか!?読者に元ネタが分かった人が居たら、なかのさんにDMせよ!!

オタクから金をせしめていこや〜

なかの:まぁ金一封は冗談ですけど……まぁ同人誌内だとせいぜい300文字しかレビューできないんで、ブログで再度こうやってクロスレビューしていこうじゃないかということでね。

yuzu:ただでさえ連載ネタが少ないのに、同人誌で一気に5曲も消費しちゃうのは勿体ないですもんね。

なかの:まーーーね、このレビューをきっかけに同人誌も買って欲しいってことでしかないですよ!それ以上でもそれ以下でもないですけどね!?

yuzu:みなさんは分からないと思うんですけど、なかのさん本当に血涙を流してます。哀れ……

なかの:うるせーーーー1曲目いくぞ!!!

1曲目:『真剣にもっと』

なかの:とりあえず1曲目は萌えラップ・クラシック『真剣にもっと』(1995)から聴いていきたいなと思います!

yuzu:あぁ、これ『きまぐれオレンジ☆ロード』のサントラなんだ!一時代を築いた名作ですよね?

なかの:ですね!実は和モノの文脈でサンプリング・ソースとしても長年人気があって、人気盤は20000円オーバーで取引されてるとこもチラホラ見かけますが……

作曲家として鷺巣詩郎が関わるなど、大充実の内容です

yuzu:マ~~~ジか。それは流石に手が出ない高額盤……

なかの:とはいえこれが入ってる『このときめきは……忘れない』は全然マシですね!若干見つけづらくはあるんですが、大抵2000円くらいで買えます。

yuzu:これ詳細を見たら「ラジオ大阪系ラジメーション」のサントラって書いてあるんですけど……「ラジメーション」て、凄い言葉だ!!

なかの「漫画映画」みたいな味わいがあっていいですよね、「ラジメーション」。令和の世に語り継がれなかったロスト・カルチャー!

yuzu:まさか、なかのさんが萌えラップを求めてラジメーションまで手を伸ばしはじめているとは……

なかの:萌えラップあるところ、どこへでも掘りに行きますからね。あと『きまぐれオレンジ☆ロード』と言えば、異様にfuture funkのジャケネタに利用されていたり、『中二恋』OP映像の元ネタだったりとか、、、

yuzu:あの「♪ゆめならた~くさんみた」の映像、元ネタあったんですね!知らなかった……

この超有名なサビ部分は京アニのオリジナリティ。少し巻き戻して、AメロBメロあたりを見比べると分かりやすかったりします!

なかの:もちろん京アニのオリジナリティもたっぷり盛り込まれてるんですけど、見比べてみると明らかに同じ美意識で作られてるのが分かるんですよ!監督も影響を公言してたような気がする。

yuzu:『きまぐれオレンジ☆ロード』って、今やあまり触れるきっかけがない作品ですけど……僕ら世代が思ってる以上に凄い作品なのかも。

なかの:ではそんな『きまぐれオレンジ☆ロード』のラジメーションより、『真剣にもっと』を聴いていきましょう!

(Now listening……)

yuzu:う~ん、これは良い!萌えラップの種類的には「掛け合い系」だ。

なかの:そうですね!主人公の妹2人が、それぞれ別のヒロインを彼女にした方がいいよ~~って主人公にオススメしてくるっていう……

yuzu:……すっっっっっごい状況。

なかの:ほんとにね~~~~~~

yuzu:そんな凄い状況の中でも、リリックは意外とカラッとしてて可愛い感じなのが最高ですね。妹2人の主張が対になってる構成も面白い!

なかの:基本的にはyuzuさんが言ったように、前に紹介した『ずっとパッときゅっともっと』的な掛け合い系の萌えラップですよね。なんで特段ラップがスキルフルだったりはしないという。

yuzu:でもさりげな~くサビのハモりが超キレイなのヤバくないですか?これぞ「美メロ」って感じというか。

なかの:いや、分かります!ここだけでラップパートとは別の楽曲として成立するハイクオリティさがあって、HOOKとして完璧すぎ!

yuzu:これまで紹介してきた萌えラップには無かったレベルのキャッチーなメロ感で、もうこの一瞬で「これ良い曲だ!」って分からされますね。

なかの:そしてこの曲を語る上で欠かせないのが、何を置いてもやっぱりビート!

yuzu:いや~~これちょっととんでもないビートですよ。まず最初に言いたいのが、アナログシンセサイザーの音がキレイすぎ!!

なかの:やっぱ聴いてて気になるというか、「お!」ってなりますか。

yuzu:なりますね~ かなり当時モノっぽいシンセの音がするというか、もうこれは絶対に実機のシンセからじゃないと出ないなっていう……

なかの実機ならではの「うまみ」みたいな感じですか?

yuzu:まさにそう!もうイントロ一発目のフレーズからシンセが美味しすぎますね、これメッチャ欲しい音だな……

なかの:シンセの話が出たので少し補足情報なんですけど、この『真剣にもっと』を手がけたのが岡田徹さんって方で……

yuzu:ふむふむ

なかの:実はこの岡田さん、ムーンライダーズのキーボーディストとして有名な方なんですよ!

※ムーンライダーズ 今年で結成50周年を迎える名ロックバンド。時代に合わせてワールドミュージックやシンセサイザーといった先駆的な音を取り入れ、常に新しい音楽を生み出し続けているモンスター集団として有名。

yuzu:あ、そうだったんですね~

なかの:そしてこの岡田徹さんは、なんと日本で初めて「打ち込み」という言葉を使ったとされている人(諸説アリ)でもあったりして!いち早くシーケンサーを使ってたりと、電子音に関してはひとかどの方なんですよ。

yuzu:おお、この曲でも岡田さんがエンジニアまで担当されてるんですね!じゃあもうシンセの音が美味しすぎるのも、当たり前だ……

なかの:こういうシンセの使われ方って、音楽ジャンル的にはテクノポップ的な雰囲気もあるんですかね?エレクトロというか……?

yuzu:テクノやエレクトロに加えて、ハウスっぽい瞬間もあるかもですね~ 生っぽいドラムマシンの音が鳴ってたりするんで、全体的にはエレクトロっぽいムードかも。

なかの:なるほど!

yuzu:とはいえ途中のスネアロール(※)とかはハウスやテクノで曲を展開させるときに使うフレーズだったりするんで、色んなジャンルの影響を感じます!

※スネアロール スネアドラム(いわゆる小太鼓)を連続で叩くテクニックのこと。

なかの:それこそスネアはもちろん、この曲はとにかく低音が強いですね!入りからず~っとローの効きがヤバくて、超踊れる!

yuzu:ドラムの打ってある感じもすごいし……

なかのHOOKの裏で鳴ってるベースのエロさ、ちょっとズバ抜けてないです?

yuzu:いや、すごい!もうなんかね、シンセベースの良さが詰まってるフレーズですね。

なかの:どういう風に表現したら良いのか分からないんですけど、大蛇が地を這うみたいなベースラインというかね。

yuzuグググって地面ごと鳴ってるみたいな、かなりヤバいベースの鳴り!アナログなシンセベースの良さだったりもあるのかな~

どこまでも”三枚目”な『真剣にもっと』の魅力

yuzu:これまで紹介してきた萌えラップって、割とリリックにHIPHOP要素をどう入れ込もうか?って苦心してる作品が多めだったと思うんですけど、『真剣にもっと』はめっちゃアニソンのリリックなのが面白いとこですかね?

なかの:ですね!もちろん韻を踏んではいるんですけど、なにせ題材が「妹2人がメインヒロインを兄にオススメする」っていうね……

yuzuどう工夫してもオタクの大好きなバカラブコメすぎて難しそうだ。

なかの:でもね、この軽~~い萌えリリックをまくしたてるスタイルこそが萌えラップの神髄だと思いますね!隠しきれない”三枚目”感というか。

yuzu:なるほど、この歌詞にヤバめのビートで……っていう面白み!どこまでも、カッコいい二枚目役者にはなりきれないというか。

なかの:まさにそう!もうこのボーカルでこういう内容をラップしたら、たとえビートがプリモ(※)だとしても「萌えラップ」になっちゃうと思うんですよ。萌えラップが持つそういう”三枚目への引力”というか、萌えラップであることが仇となる面白みの部分……やっぱり大好きですね~

※プリモ(DJ Premier) アメリカの伝説的なHIPHOP DJ・プロデューサー。サンプリング元を細かく切り刻んで組み替える斬新なサンプリング手法「チョップ&フリップ」で後世に多大な影響を与えた。

yuzu:いや~それは分かる!というのも、僕はこの曲のビート自体にも三枚目というか「外し」みたいな部分にすっごく面白みがあるなって感じてるんですよ。

なかの:ほうほう……詳しく聞いてもいいですか?

yuzu:さっき言ったことと被っちゃうんですけど、この曲ってアナログシンセの気持ちよさとかサビの美メロ感、あとは低音の存在感が圧倒的なんですよね。だからやっぱ普通にカッコいい”二枚目”なビートに料理できそうなんですけど……

なかの:そうはなってない感じがしますよね、なぜか。ちょっとカオス感が先立つ気がします。

yuzu:そう!「ぱっぱらぱっぱっぱ~」みたいにおバカな声が急に入ってきたりとかね、こういうのってやらない方が絶対に小綺麗にはなりそうなのに……

なかの:そこをやらないんですよね〜小さくまとまらせる選択肢を絶対に選ばない覚悟というか。

yuzu:サビに入る口笛のフレーズからも、そういう覚悟を感じるんですよね。何度も言うようにサビのハモりがめっちゃ美メロなので、もしここに口笛を入れるんだったら、もっと目立たないようにしたくなるというか。

なかの:ちょっとサブ的な役割にしたくなるところを、、

yuzu:「やらない!」っていう凄さ。むしろ「この口笛が第2のメインだ」くらいにムリヤリねじ込んでくるじゃないですか?で、それが悪目立ちせずに馴染んでる!これがちょっと凄すぎるなぁと……

なかの:確かになぁ……メロディがケンカしちゃいそうなのに、なぜかしない凄さ!それで言うと、後半のサビでエッグい鍵盤の裏メロが鳴ってるとこありますよね?

yuzu:あ~ありますね!左耳にだけシンセオルガンのヤバいメロディが聞こえるところ。

なかの:あれもめっちゃビビりません?なんか全体的に前のめりすぎて圧倒されちゃう。

yuzu徹頭徹尾「足し算」の曲ですよね。「ハードな低音+フックのハモり+シンセオルガンの裏メロ」という悪魔合体が、なんか調和しちゃってる凄さ!

なかの:聴き終わると「良い曲……」ってなるんですけど、とはいえ冷静に捉えるとめっちゃ混沌としてるんだよな~

yuzu:やっぱ妹キャラ2人がヤンチャめに「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」ってまくしたてる曲だから、そのヤンチャさがビートに反映されてるのかなって。

なかの:うわ~確かに!このヤンチャなボーカルに対して、ほぼドラムブレイクだけの硬派なビートとかだったら嘘すぎるもんな。

yuzu:「そんなわけないだろ!」って言っちゃう!やっぱりボーカルに対してビートが一歩も引かないで応戦する、この攻め合う感じがヤバい!

なかの萌えラップの三枚目感、けっこう鍵となるワードな気がしますね。いや~本当に良い曲だ……

yuzu:ちょっとサントラ欲しくなってきちゃいますよ、「ラジメーション」の。

なかの:「結局ラジメーションってなんなんだよ!?」っていう疑問だけは最後まで解決されないというね。

『ワタル』とか『ここはグリーン・ウッド』なんかが有名なラジメーションやな〜♪
あの頃から文化放送はオタクに優しいラジオ局やった!

だから、あかねぇはいったい何歳なのよ……

2曲目 『水際PARTY、水着でFUNNY』

なかの:というわけで、ここらでyuzuさんチョイスのオススメ曲に行きたいなと思うんですが……さてさて何を聴いていきましょうか?

yuzu:はい、今回は『ワールドダイスター』というコンテンツの『水際PARTY、水着でFUNNY』という楽曲を聴いていきたいと思います!

なかの:キターーー!これはね、もう本当に近年の萌えラップシーンを代表する名曲ですよね。

yuzuそんなシーンが成立しているのかって話はありますけども……ともかく間違いなく名曲ですね、一聴してすぐに「これは凄い!」って思わされる萌えラップ。

なかの:『ワールドダイスター』というのが、『真剣で私に恋しなさい!』のタカヒロとイラストレーターのMika Pikazoが組んでやっていくというメディアミックスコンテンツでしてね……

yuzu:2年前くらいにアニメもやってたんだ、これは知らなかった。

なかの:僕は放送当時にアニメを見てからは触れずじまいだったんで、この曲見つけたときは驚きましたね!演劇モノでラップってすげぇな〜〜と。

yuzu:いや~僕もなかのさんに教えてもらったときに衝撃でした!じゃあとりあえず、改めて聴いていきましょうか~

(Now listening……)

なかの:い~~~~~や、良い曲すぎる。これが2万回視聴は過小評価すぎますね!

yuzu:本当にそう!個人的にはこれまで聴いてきた萌えラップの中でもベスト級に好きかもしれないです。

なかの:お~~アツい!yuzuさん的にグッとくるポイントを聞いてって良いですか?

yuzu:いや~全ての要素が最高な曲ではありますけど……強いて言うならフローですかね、こんなに流れるようなフローが萌えラップで聞けるんだっていう衝撃が大きいかも!

なかの:確かに!リズムとしてはドラムンベースっぽい感じで、そこに流れるようにフローしてくれるという。

yuzuドラムンベースは萌えラップ頻出ですね、『おさんぽ協奏曲』然り。

なかの:『おさんぽ』もフローしっかりしてるんですけど、『水際』はそれがさらに正統進化しているというか……

yuzu:ただ単にフローが良いだけじゃなくて、リリックの作り込みも凄いですよね。1バース目の入りからして、もう凄まじいというか。

夏幕開け/アスファルト熱/反射して東京はもうサウナです
                               『水際party,水着でfunny』歌詞より

yuzu「a u a u a e」の長い韻を甘めに3発ですよ!気合い入りすぎてますよね……

なかの:小節毎の切り方も上手い気がしますよね。普通の文章だったら「アスファルト/熱反射して」で一区切りなんですけど、「auauae」の韻を小節のケツで踏むために「アスファルト熱/反射して」ていう風にアクセントを置くテクニカルさ!

yuzu:マニアックな韻の踏み方ですよね。意味も通っている上で聞き心地もよくて、ライムもフローも一線級だなって。

なかの:「いなたさ」とはかけ離れた、こういうまっすぐな高クオリティっぷりはHIPHOPがポピュラーになった時代の萌えラップらしいなと。このあとに続くAメロ後半なんかも、すごくテクニックを感じるパートですよね。

yuzu:「♪そ~いえば明日から」でメロディっぽくなるとこですよね。あそこも凄い!

「そういえば明日から/水泳始まるのか/プールに身震い/急にブルーに」
                               『水際party,水着でfunny』歌詞より

なかの:メロ感を出してポップに仕上げつつ、「プールに」「(身)震い」「急に」「ブルーに」って「u u i」の韻を4発!これは流石にブチ上がる!!

yuzu:何が凄いって、単なる「u u i」4連発じゃないところが凄いんですよね。同じ「u u i」を「パン、パパン」のリズムに合わせて単純にライムしているように見せかけて……「身震い」のとこで押韻には絡まない「身」を入れることでリズムが凄く面白くなってる。

なかの:なるほど確かに!ちょっと”外し”のリズムというか。2番でも同じトコで「ジョーズに恐怖し/遠くに泳ぐシーン」って4発ライムしているけど、”外し”があるぶん1番の方が気持ちいい気がしますね~

yuzu:ですね~そういう細かいテクニックにビックリするというか。単なる韻踏み合戦にならず、フローと一体化するように韻を散りばめているところが最高だなって思います!

なかの:そしてね、こんだけラップでカマした後でやってくるHOOKの素晴らしさが……

yuzu:そうですね、これはちょっと……とんでもないHOOKですよね。

なかの:僕いわゆる「コード」とか全く詳しくないんですけど、なんか凄く解放感のあるフレーズになってますよね。

yuzu:ですね!ここは「セブンスコード」「ナインスコード」というコードが多く使われていて……あのぉ…………(しばし悩む)

なかの:音楽ド素人にコードの解説するのって激ムズなんだろうなっていう、リアルな”間”だ

yuzu:え~とね、すごく簡単に言うと……キャッチーさよりはジャズっぽいお洒落さを目指しているコード感なんです!

なかの:ほえ〜〜〜そうなんすねぇ……

yuzu:この曲は全体的にコードの構成音が多いんですが、音数が増えると響きが複雑になることでお洒落に聴こえるんですよ〜 サビ前のドロップみたいなパートからの対比も相まって、多幸感が強いのが最高だなぁと!

なかの:確かに!サビ前が籠もった印象だからこそ、サビで一気に屋根がなくなって青空が見える感じというか……一気に世界が外に開いていく感じします!

なかの:やっぱあれだけラップパートが凝ってるのに、『水際』がポップなアニソンとして成立してるのはサビの解放感ありきって気もしませんか?

yuzu:本当にそうですよね~ サビがこの曲の「ポップスらしさ」を担う軸になって、キュッと楽曲が締まるというか。硬派なHIPHOPみたいにサビ無しでひたすらラップする……みたいな感じだったら、こんな耳触りのいい曲にならなかったかも!

なかの:やっぱそうだよな〜〜〜 サビの解放感と練りに練られたラップのクオリティ、まさに近年を代表する萌えラップですね!

まとめ

なかの:さてさて今回は新刊『もえるーと2』にて取り上げた2曲を深堀りしていったわけですが…yuzuさんはいかがでしたか?

yuzu:そうですね、まずはやっぱり萌えラップって面白いな〜と!アニソン文脈でラップをするということの奥深さを感じるというか、「萌えラップと言えばこういうの」みたいなステレオタイプが生まれなかったからこその個性が見えるのがいいですね。

なかの:ですね〜『水際』は最近らしくスキルが散りばめられたおしゃれアニソン的な仕上がりにまとまってますし、『真剣にもっと』はコメディちっくなラップに暴れん坊のビートが応えるような異様な迫力があったり…当然ですけど、時代ごとに全然違うっていうね。

yuzu同じ「萌えラップ」でも、あまりに多様ですよね。体系化されてないからこその自由なバリエーションがあって、本当にまだまだ音楽的にはブルーオーシャンだなって思います!

なかの:ですね〜本当にまだまだ未開拓のジャンルなんで、これから気合い入れて掘っていきたいなって思います!

yuzu:そして、今回紹介した曲に加えて3曲を取り上げたのが、新刊に載っている『A-BOYイズム』なんですよね!

なかの:そうなんです!綺麗な話題振りをありがとうございます…!大人気の『ウマ娘』『かぐや様』から知る人ぞ知るPCエンジンの主題歌まで、広く深い萌えラップの世界を垣間見ることが出来る記事になっていますんで、ぜひチェックしてみてください〜〜!!

yuzu:よろしくお願いします!!

コメント

  1. もえるーと2の最後に急に出てくるRYKEYXバダサイにびっくりして笑った

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